カテゴリー「ブラスト」の18件の記事

2008/07/26

サンドブラストしましょ!-018

ブラスト実践-その8 
    【Zippoへのブラスト】


 Zippoファンなら、自身のZippoに名入れなどを施した

ものを持っている方も多いと思います。

Zippoへの名入れなどで最も多いのはレーザー刻印ですね。

中にはサンドブラストで名入れしたものもあります。

ご自身でも勿論できます。

手順は、このカテゴリの010 ブラスト実践-その4

【お遊び:Zippoの灰皿にGODZILLAを!】 と同様です。

ただしブラストする時間は極力短めに抑えましょう。

と言うのも、ブラスト時間が長くなるとケースが固く

なります。

そのため、ケースを閉じる時の音が鈍くなります。

「カシャーン!」という音が「カシャッ!」とか

「カチッ!」とかになってしまいます。

これは「ピーニング(叩く)」効果といい、叩くほど

金属は固くなります。

私は、やはり「カシャーン!」って音のするのが好き

ですので、軽めにブラストします。

真鍮がベースのものも注意が必要ですね。

真鍮の場合、ほとんどがメッキ処理されていますので

真鍮の肌を出したくないのであれば、やはり軽めに

ブラストします。

肌が露出すると、空気に触れ酸化して黒くなります。

ま、これも「アジ」ということであれば構いません。

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2008/06/29

サンドブラストしましょ!-017

ブラスト実践-その7 
     【ステンレスにブラストしてみる】


 このカテゴリー。なかなか進みません。
ほんと久々です。

ま、一応始めましょ。

 「ブラスト実践-その3」でアルミにガラスビーズで処理したことを
書きましたね。
で今度はステンレスの「美装梨地」。
処理手順はアルミの時と同じです。
ここで使った材料は、やはり会社のスクラップ。
材質はSUS304-2Bという一般的なステンレス材です。
[SUS304 2Bの美装梨地]

どうですか?
写真では分かりづらいのですが右端は素材のままの肌。
結構、油染みがありました。
なので、まずは下地処理。
下地処理は面倒がらずにやりましょうね。
汚れの程度によってはいきなりガラスビーズで「美装梨地」を
してもいいのですが、失敗しないためには下地処理をします。
下地処理にはアルミナの#100を使ってます。
圧縮空気の圧力は0.5MPa。定番ですね。
それが写真中央。その下にあるのが拡大したところです。

そして仕上げ!
写真左端がガラスビーズ#100で仕上げた肌です。圧力は0.3MPa。
光沢がでているので撮影が難しいですね。でもキレイですよ。

キレイに仕上げるには圧縮空気の圧力設定を低めにすることです。
そしてムラなく均一に当てることですね。
キレイに仕上がったかどうかの判断はガラスビーズの番手による
違いを把握しておくことですね。
#100ならこんな感じ。#40ならこんな感じって憶えておくことが大切
ですね。
砕けたガラスビーズが多くなってくると見た目が変わってきます。
一言で言うと「白っぽくなり光沢が無くなってきます」。
それと、表面に軍手などの毛羽が付くようであれば砕けたガラスが
当たっていると考えて下さい。

 ステンレスの「美装梨地」は色々なところで使われているようです。
あるPCメーカーのストアも、どうもそれらしいです。

 美装梨地には安価なガラスビーズを使うのがポピュラーですが

量産となると耐久性のあるステンレスビーズやセラミックビーズ

などを使う場合もあるようです。
これらの場合は圧縮空気の圧力を上げても問題は無いでしょうね。
しかし、気を付けなくてはならないのは「ビーズ」系の処理は「叩く」
効果がありますから、加工物が薄かったりした場合は、歪んだり反っ
たりしますので処理は慎重にしましょう。


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2008/01/12

サンドブラストしましょ!-016

基本構造に必要なもの
【回収と循環構造について】


 このカテゴリー。振り返ってみたら7ヶ月も更新してなかったん
ですね。
欲を出してカテゴリーを3つも作ったからですね。
だからといって、まだ止めるわけにもいきません。
トホホ・・・です。
 
 簡易なサンドブラストを購入されたり自作された方ならBOXの中
が、もんもんとして見えづらいなんて経験をお持ちだと思います。
BOX内で飛散している粉じんの回収は掃除機などを接続しているの
が大半です。しかし、飛散しているのは粉じんだけではなく砕けた
研磨材もあります。

BOX内がもんもんとしてくる理由は、集じんする能力が追いついて
いないためです。可能ならば強力な掃除機や集じん機を取り付ける
しかありません。

工夫としてはBOXへ小さな穴を空けておくのも効果があります。
穴を空けることで外部の空気が入り込みますので集じんすることで
負圧になっているBOX内の空気の流れが変わります。ただし、研磨
材が飛び出ないような工夫が必要ですね。

[サイフォン式の研磨材循環]

 研磨材の循環機構はサイフォン式
 (吸い上げ式)なら常にBOX内
 の下部に落ちたのを吸い上げられる
 ので問題は無いのですが重力式
 (落下式)や直圧式(加圧式)
 は難しいですね。

[重力式の研磨材循環]
[直圧式研磨材循環]
この研磨材の回収と再利用、つまり研磨材循環や粉じんの回収
機構については個人で製作するのは難しいでしょうね。
やはり、メーカーのサンドブラストにはそれなりのノウハウが
あるんでしょうね。

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2007/05/11

サンドブラストしましょ!-015

ブラスト機にも種類がある
【3-直圧式】


 最もパワーがでるブラスト機は直圧式です。直圧式は「加圧式」
とも言います。
つまり、送った圧縮空気のパワーを高め、その高まった空気の力に
よってサイフォン式や重力式とは全く比べものにならないパワーを
出します。
仕掛けとしてはこんな感じです。
[直圧式(加圧式)ブラスト機]

図の中央にある「加圧タンク」に圧縮空気を送るとタンクに圧力が
加わり、そしてピークに達した力で研磨材を押し出します。
サイフォン式や重力式と比べると同じ圧力設定が同じでも研磨材が
飛び出す力は1.5倍位はあります。
体感的には2倍といっても言い過ぎではないですね。

ただ、難点もあります。
サイフォン式や重力式は研磨材の噴射を小刻みにしても安定した
噴射ができます。しかし、直圧式は加圧タンクの圧力が高まった
後でパワーが全開になるので、噴射を小刻みにしてしまうと本来
のパワーを出し切れないという点です。

その代わりパワーは半端じゃありません。
このブログを読んでいる方でサイフォン式や重力式を使ったこと
のある方がいましたら、どこかで是非直圧式を体験、体感して
みてください。感動すると思います!

例えば、メッキ。
メッキのグレードにもよりますが、サイフォン式や重力式では
なかなか歯が立たず時間がかかります。勿論、忍耐で続行すれば
剥がせるでしょうね。しかし、大変です。
これを直圧式で剥がすと、それまで使っていたブラスト機は
何だったんだ?って感じがします。


 サンドブラスト機の方式と基本構造については以上ですね。
次は研磨材の話に戻るか。基本構造に足りないものは何か?
などを書きましょう。


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2007/05/02

サンドブラストしましょ!-014

ブラスト機にも種類がある
【2-重力式】


 サイフォン式のブラスト機の例にコーヒーサイフォンのことを書きまし
たが、塗装のスプレーガンの方が分かりやすいかも知れませんね。
こんなスプレーガンを見たことがないでしょうか。
[吸い上げ式塗装ガン]

 これは、下にあるカップに塗料が入るわけですが、
 ガンの下にパイプがあって圧縮空気の力で吸い
 上げます
(画像:アネスト岩田(株)
 


塗装のスプレーガンには重力式もあります。
[重力式塗装ガン]
 このガンは上にあるカップに塗料が入るわけで
 すが、ガン本体の形は上の吸い上げ式とほとん
 ど変わらないですよね
(画像:アネスト岩田(株)
 カップが上にあるので塗料は重力に従って常に
 下に落ちようとしています。
 そのため、圧縮空気は塗料を噴射するためだけ
 に力を使えばいい訳ですね。


さて、サンドブラスト機の重力式(落下式)を見てみましょう。
[重力式サンドブラスト機]
どうですか?
塗装のスプレーガンの形に似ていますよね。
原理は全く同じと考えて下さい。
では、サイフォン式と比べ、どんな違いがあると思いますか?

違いは、研磨材が先端のノズルから噴射される勢いです。
私の体感で言うと、サイフォン式に比べ「1.5倍くらい違うかな」
ってとこでしょうか。
塗装のスプレーガン同様、研磨材は常に研磨材のホースの方向へ
落ちようとしていますので、圧縮空気は研磨材を噴射させるだけ
に力を使います。
そのため、噴射するときのパワーに差がでてくる訳ですね。

この重力式タイプのブラスト機は工業系の工場などでは結構導入して
いるようです。

次回は直圧式(加圧式)ブラスト機について書きますね。

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2007/04/22

サンドブラストしましょ!-013

ブラスト機にも種類がある
【1-サイフォン式】 


 更新が滞ってしまいました。
これじゃ、なかなか読んでもらえないですね。


 研磨材の話や簡単なブラストの事例を書いてきました。
これまでブラストしたものは、スクラップ置き場から拾ってきた鉄板や
休憩時間に飲んだ缶コーヒーの空き缶。それとZippoの灰皿でした。
これらを会社に数台あるブラスト機を使って処理しました。
 実はブラスト機には種類があります。
ブラストに種類があるの?って思う方もいると思いますが
種類があるんです。種類と書きましたが正しくは噴射方式ですね。
ただ、ブラスト機は写真で見てもそれがどういった噴射方式なのかは
分かりづらいものですので原理的な概略を描いてみました。
噴射方式には大きく分けて・・・
 
サイフォン(吸い上げ)式
 重力(落下)式、そして
 直圧(加圧)式
があります。パワーは上から順に強力になっていきます。
まずはサイフォン式です。
[サイフォン式ブラスト機]

このサイフォン式は圧縮空気を作るエアーコンプレッサー
に繋がったホースから送り出され、先端のブラストガンの部分
で研磨材を吸い上げ、吹き付ける方式のものです。
コーヒーをたてる
コーヒーサイフォンと似てますね。
サイフォン式は研磨材を吸い上げるために圧縮空気のパワーを
使いますので、研磨材が飛び出すパワーは弱くなります。
ですので、分厚い塗装やメッキを剥がしたりするにはパワー
不足な感があります。パワー不足ということはブラストはできる
けれど時間がかかると言うことですね。
しかし、このカテゴリの10「ブラスト実践-その4」でZippoの
灰皿をブラストしたのはこのタイプのブラスト機ですので
パワフルでなくても、ブラストするもの次第で十分機能は発揮
してくれます。
例えば、ガラス工芸なんかには最も向いているかも知れません。
ガラス工芸についてはその内書こうと思ってます。
ちなみに、ホームユース向けのブラスト機はこのタイプが多く
出回っているようです。

次回は重力式について書く予定です。
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2007/03/15

サンドブラストしましょ!-012

ブラスト実践-その6 
【研磨材による違い】


 これ見ての通り、缶コーヒーの空き缶です。
kan_blastmae.jpg

表面の塗装を剥がしてみました。
使用した研磨材はアルミナとガラスビーズ。
番手は何れも#100です。
kan_blastato.jpg

缶の下側がアルミナ。
上側はガラスビーズです。
剥がれ方が違うのが
歴然です。









アルミナの肌は何度かご覧いただいた状態と
同じです。圧縮空気の圧力は0.5MPaでしたので
この部分の塗装剥がしの時間は10秒程度。
拡大してみます。
kan_blastato_al-up.jpg
良く分からないですね。
アルミナですので
肌はザラザラです。



もう一方のガラスビーズで処理した部分は塗装が
浮き上がっていますよね。

ちなみに圧縮空気は「美装梨地」の時と殆ど同じで0.4MPaです。
ですが、アルミナより短い5~6秒ほどでこんな状態になって
しまいました。

kan_blastato_gb-up.jpg

ボロボロですね。
端っこをつまんで引っ張ったら「ぺろん」と
剥がれそうです。



さて、何故こんな違いが出るんでしょう?

一言で言えば、アルミナは「削ってる」。
ガラスビーズは「叩いてる」っていうことですね。
この缶の塗装程度では叩いただけでも剥がれるってことですね。

 画像では缶の肌はアルミナに似ている感じですが実際は
「スベッ!」と
しています。
それと、缶を押してみるとアルミナで剥がした部分よりも表面が
固くなってます。
叩かれたってことですね。それで缶の表面が硬化したんです。
これ、ピーニング効果ってぇことですね。

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2007/03/10

サンドブラストしましょ!-011

ブラスト実践-その5 
【樹脂のツヤ消し】


 ガラスビーズを使って「ツヤ消し」ができるって書きましたが
やっぱり見てみないと分からないですよね。

これ「ツヤ消し後」の爪切りです。
nail-clipper_02.JPG

元はこのようにテカってました。
nail-clipper_01.JPG

ズームアップしてみましょう。
nail-clipper_02Up.JPG

元の状態は・・・
nail-clipper_01Up.JPG
   天井の蛍光灯が映ってますが、ツヤ消し後のは「ぼや
っ」て
   してますよね。

   爪切りの樹脂部の材質は表記がないので定かではありません
   が、こんなこともブラストでできるんです。

    この「ツヤ消し」にはガラスビーズの#150を使いました。
   材質が定かではなかったことと、ほぼ新品で綺麗だったので
   今回は下地処理はしてません。
   ガラスビーズでの処理時間は僅か10数秒!
   圧縮空気の圧力は0.3MPa程度です。

   テカっているもののツヤ消しは結構広範囲に活用できます。
   研磨材として使うのは大体がガラスビーズですね。
   番手を変えることで仕上がりの感じも変わってきます。

   気をつけることは、長時間ブラストしないこと、特に同じ場所
   に長時間当てないことですね。
   下手をすると熱で表面が「ぶちゅぶちゅ」になります。

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2007/03/04

サンドブラストしましょ!-010

ブラスト実践-その4 
【お遊び:Zippoの灰皿にGODZILLAを!】


 ガラスビーズによる「美装梨地」をもう一つ!

 ブログ内にある
「マイフォト」をご覧になった方なら、お察しの筈。
私が愛煙家であり
「Zippoファン」であるということは。

 先日、楽天の各ショップが行っているネットオークションで
「Zippo灰皿」をGetしました。
これです(スコープも一緒に落札!)。

[Zippo Ashtray] 
そこで、この背面にブラストで「GODZILLA」のカットと文字を入れて
みることにしました。いや、入れたいんです。どうしても・・・。
このZippo灰皿はアルミ製なのでガラスビーズで「美装梨地」仕上げ
にします。
下の画像が裏側です。でも私の手の脂なんかで汚れてます。
まずは、この汚れをアルコール系の汚れ落としで綺麗に。

[Zippo Ashtray] 
一応綺麗になりました。
[Zippo Ashtray]
さて、用意するのは「GODZILLA」のカッティングシート。
パソコンでデザインを作成し、カッティングプロッタで出力します。
最近は便利になったものでパソコンでステッカーや看板文字が
簡単に出力できちゃいます。
カッティングシートを出力して灰皿の裏に貼ります。

[Zippo Ashtray]
ちょっと画像がボケてますがお許し下さい。
次はカッティングシートを貼ったところの周りを余った
シートで
保護します。これを「マスキング」って言います。
そして、サンドブラストで処理する部分を抜き取ります。
下が抜き取ったところです。

[Zippo Ashtray]
さぁ、いよいよサンドブラストです。
まずは
「アルミナ」で下地処理します。
今回の灰皿は新品で綺麗ですのでいきなりガラスビーズ
っていうのも有りですが、アルミナで下地処理した場合と
しない場合ではガラスビーズの仕上がりに違いがでます。
私は下地処理した後にガラスビーズで仕上げるのが好き
ですので、Zippo灰皿は私の好みに仕上げます。
「アルミナ」「ガラスビーズ」の
番手はそれぞれ#150
します。#100より細かいので少し白っぽく上がる筈。
時間は僅かですね。カッティングシートを貼りマスキングする
時間がおおよそ10分位でしたが、
ブラストは一瞬です。
アルミナが約15秒。ガラスビーズは10秒以内ですね。

これが、アルミナ#150を打ったところです。

[Zippo Ashtray]
カッティングシートが少し黒っぽくなってますよね。
これは熱によって変色したんです。
そうそう、カッティングシートの材質は塩化ビニール系
を使って下さい。最近はポリエチレン系のシートが
ありますが、熱で収縮し固くなりますし破けます。

では「ガラスビーズ」を打ちます。
これが
ガラスビーズで処理した面です。
どうです?綺麗ですね。

[Zippo Ashtray]
カッティングシートにも注目して下さい。
先ほどのアルミナで処理して黒く、そして荒れたシートに
光沢が出てます。元々 のシートは上から4枚目の画像を
見ると分かりますが艶があります。
それを前提に見ると半艶って感じですよね。
これが先日のブログに書いた「プラスチック」や「ABS」の
「美装梨地」に効くんです!
 

さて、マスキングを綺麗に剥がし付着している研磨材などを
落とします。
完成です! どうです? カッコいいですか?

[Zippo Ashtray]
でも、私としたことがチョット失敗。
そう「GODZILLA」の「A」の中が剥がれ、そこを
ブラストしちゃいました。
残念っ!!・・・。 

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2007/03/03

サンドブラストしましょ!-009

ブラスト実践-その3 【事例:ガラスビーズを使ってみる】



随分と間が開いてしまいました。
前回は「アルミナ」を使って黒皮を剥いで塗装をしてみました。


 今回は「ガラスビーズ」という研磨材を使ったサンプルを
お見せしますね。

「ガラスビーズ」という研磨材は極一般的なソーダガラスで
できています。形は球状で、一粒一粒は透明です。
「ガラスビーズ」の使い道は様々あって、金属表面に付着した
汚れを落とす
「クリーニング」
金属の加工バリや樹脂などの成型バリなどを落とす
「バリ取り」
プラスチックやABS樹脂などの
テカリを抑えたりもできます。
また、ガラスビーズの球状の形を生かしディンプル状の打痕を
付ける
「美装梨地」もあります。


 今日は「美装梨地」をやってみましょう。
材料は30mm角で長さ80mmほどのアルミにします。
まずは「アルミナ」の#100で軽く下地作りをします。これ結構
重要です。
真っ新なものならいいのですが、私の手元にあったのは
黒いところや白いところがあります。そう、腐食です。
それと、手の脂や汚れもあります。
実はこの状態のものをガラスビーズでサンドブラストしても
綺麗にならないんです。勿論、程度によっては汚れも落ち
見た目で分からない程度になることもあります。が、女性の
化粧と同じで、下地がしっかりしていないとお化粧の乗りが
悪いですよね。なので下地作りをします。
サンドブラストへ送る圧縮空気の圧力はM0.5Pa。
距離は150mm位。角度は出来るだけ寝かせます。
5個の材料をサンドブラストしました。しかし、下地つくりを
した写真を撮るのを忘れてました。
前回の「黒皮落とし」の肌を参考にして下さい。


さて、いよいよ「ガラスビーズ」を使います。
材料が5個あるので、ガラスビーズも5種類の番手を使って
みます。#30、#60、#100、#200、#300の5種類です。
「美装梨地」の場合は圧縮空気の圧力を極力落とします。
今回は0.4MPaでやりました。
距離は200mm程度、角度は60°位ですね。

ではそれぞれの仕上がりをご覧下さい。

(1)番手#30(粒の大きさは0.7mm前後)
Gb030_3
(2)番手#60(粒の大きさは0.3mm前後)
Gb060_3
(3)番手#100(粒の大きさは0.2mm前後)

Gb100_3
(4)番手200(粒の大きさは0.1mm前後)
Gb200_3
(5)番手#300(粒の大きさは0.06mm前後)
Gb300_3
 
ガラスビーズをする前の画像が無いので分かりにくい
ですよね。細かなディンプル状の打痕が付き光沢が出て
いるんです。綺麗ですよ。
それぞれ4面をガラスビーズを打っているんですが、
時間も1個あたり20秒程度ですね。


この画像のサンドブラストしているイメージはこれです。
gbブラストイメージ.jpg
アルミの肌の断面は、この「拡大」って書いてあるところ
です。勿論、これはあくまでイメージですので、実際は
こんな感じで密集しています。粒の直径の4分の1程度
がアルミに当たって打痕が付きます。
ガラスビーズの粒が大きいほど「ギラギラ」な感じになり
粒が細かいほど「白っぽくしっとり」した感じですね。
続きは次回!

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2007/02/24

サンドブラストしましょ!-008

ブラスト実践-その2 【事例:黒皮を落として塗装する】


 「黒皮」って知ってますか?
これは鉄板を作るときに熱間圧延って行程を経たときにできる

「酸化皮膜」のことを言います。

 この黒皮って結構スベスベしています。塗装するには表面の
汚れや油が付いていたら落とせばいいのですが、上手くやった
つもりでも塗料が垂れます。
いや、私が下手なのかも知れませんけどね。


そこで、この黒皮を落として塗装してみましょう。
また、スクラップから細長いフラットバーを拾ってきました。
                   これが
黒皮です。
Photo_4
ちょっと長いので8cmほどブラストしてみます。
ここでも
「アルミナの#100」を使います。
サンドブラストへの供給エア圧力は今回もM0.5Pa。


片面なので10秒弱位でしたね。
       これが
ブラストした面です。
Photo_6 
肌は昨日のパーツと同じようになってます。


 これを手近にあったアクリル系の速乾スプレーで「シューッ!」
と一吹き。ほぼ同じ長さの黒皮の部分もやってみました。
違いが分かりますか?
1

ブラストした部分は塗料がしっかり密着しています。
右側は黒皮のままです。塗料が馴染んでいないのが分かります。
ちょっと乾かしてもう一度「シューッ!」
2_6
この画像はちょっとピントがあっていないんですが、右側の黒皮
部分も何とか塗料が馴染んでいる感じです。
でもよく見てみると上下の縁に塗料が厚く付いていていて、もう
一吹きしたら完全に塗料が垂れたと思います。
左側の上下の縁は大丈夫です。勿論、調子に乗って吹いたら
垂れるでしょうけどね。
これはブラストすることで表面が
 |^^^^^^^^^^| となっているので
塗料がしっかり馴染んでいるからなんですね。


余談ですが、このフラットバーに天井の蛍光灯が映りこんでいた
のを見たらブラストした面と黒皮の面では
反射の仕方が違って
いました。
こんな感じです。これは
ブラストした面です。
Photo_7
そして、これが黒皮の面です。
Photo_8
ブラストした面の方向から黒皮の面に向かって均一に塗装しま
したが、黒皮の面は厚塗りされた感じになりビニールコートでも
したかのようなテカリがあります。
蛍光灯の光りがブラストした面は「ボヤーッ」とした感じですが、
黒皮の面は鏡に映したようにクッキリ映ってます。
私の知識ではこれを解説できません。
どなたか解説をお願いします。


次は梨地っていうのをやってみます。
使う砂は
「ガラスビーズ」です。
砂?じゃないですね。ここからは砂ではなく
「研磨材」っていう
ことで統一します。
 
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2007/02/23

サンドブラストしましょ!-007

ブラスト実践-その2 【事例:塗装を剥がす】


 文字ばかりじゃつまらないですね。

 塗装を剥がす・・・。
距離は150mm前後。角度は・・・。まずは45度」って言いました。
   何のパーツか分かりませんがスクラップ置き場から 拾ってきた
   パーツをブラスとしてみました。勿論「アルミナ」で。

番手は#100です。供給エア圧力は今回も0.5MPa。 

        そのパーツのブラスト前の顔はこんなんです。
Photo_3

塗装されてます。おそらく焼付塗装だと思います(塗装のことは
   あまりよく分かりません)。

何の部品ですかね。大きさは径100mm位。高さは50mm位です。
外も中もぜ~んぶ剥がしちゃいました!
「っう゛~。寒い!」ってパーツが言ったかは分かりませんが、
                      これが
剥がした後です。
2_5 

写真だとよく分からないかなぁ・・・。
   でも、ちゃんとブラストしてます!
 

                 部分的にズームアップ!
202_5 
   分かりますか?肌の感じ。
   ちょっとザラついてます。
   これで、何分かかったと思います?
ほぼ2分です!
「シューッ!」ってやってたった2分です!
    
    
ブラストを知っている人には一目瞭然なんだけど・・・。
   う~ん。触ると分かるんですけどね・・・。

じゃ、今度は鉄の「黒皮」を落として塗装するまでのサンプル
を見せます。

明日以降かな・・・。


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2007/02/21

サンドブラストしましょ!-006

ブラスト実践-その1


 丸2日も空いてしまいました。
続けるのキツイもんですね。


 さてサンドブラストの事例として、まずは最もポピュラーなもの
を紹介しましょ。

 やっぱり「塗装剥がし」からですかね。
サンドブラストを知らない人にとっては、塗装を剥がす剥離剤や
サンドペーパーを使いシコシコと一生懸命やります。
でも、タ~ップリ時間がかかってしまいます。
趣味の世界であっても、時間がかかり過ぎるのは辛いでしょうね。
事実、その大変さからネットで検索しまくってサンドブラストという
ものを知ってサンドブラストを購入したり、お金を払ってブラストで
塗装して剥がして貰ったりしているようですね。


 サンドブラストで塗装を剥がすのと剥離剤で剥がすのではどの
位時間が違うものなんでしょうかね。想像では10分の1ってとこ
でしょうか。・・・ご免なさい。私は剥離剤というものを使ったことが
ありません。聞いた話を総合してみると多分・・・。恐らくこんな感
じかなぁ。ということですので反論ある方はご一報下さい(^_^;)


 塗装を剥がすのによく使われるのは「アルミナ」です。
知っている人は
「アランダム」って言えば通じるようです。
「アルミナ」はサンドブラストの砂としては極めてポピュラーなもの
です。で、このポピュラーな砂を使って最もポピュラーな塗装剥が
しをします。何も難しいことはありません。「シューッ!」ってただ
吹くだけ、叩きつけるだけです。塗料の種類によって時間がかか
ったりもしますが、まぁ目を瞑っていても・・・。いやいや目は開け
ていて下さい。でも、そんな感じでやっても
剥離剤より絶対に早く
剥がせます。短時間で剥がせるか、時間が掛かるかは塗料の
種類や塗装の厚みによって変わってはきます。
また、サンドブラストの種類でも変わります。一般的には
塗装を
剥がす相手との距離は150mm前後。角度は・・・。まずは45度

てぇところでしょうか。
サンドブラストに供給するエアの圧力もパワーに影響します。
ブラストの噴射方式によっても異なりますが余程のことがなけれ
ば0.6MPa程度ってぇところですね。

 話が中途半端でゴメンなさい。
日付が変わってしまいました。今日は寝ます。

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2007/02/17

サンドブラストしましょ!-005

「研磨材の話-その3」


 研磨材には「セラミック「ガラス」「金属」「樹脂」「植物」があるっ
言いましたが、種類は何と全部で200種類以上もあるらしいです。

研磨材は大きくは「ハードタイプ」「セミハードタイプ」「ソフトタイプ」
分けられます。
「ハードタイプ」には「セラミック系」「金属系」などがあります。
「金属系」は全てがハードタイプに属しているわけじゃありません。
中には「鉄粉」なんてのもあって、これは「セミハードタイプ」なります。

「セミハードタイプ」
には他に「ステンレス」「銅」「ガラス」などが
あります。

「ソフトタイプ」「樹脂」「植物」がそれにあたります。
「プラスチック」「ナイロン」「クルミ」「ピーチ」「コーン」「アプリコット」
などは、みんな「ソフトタイプです。
こんなに分けて使うことなんかあるの?って思いますよね。
それが、結構あるんです。
具体的なことはまたにしますが、「ハードタイプ」などの硬いものは
削ったり、叩いて表面を粗したりすることによく使われます。

「セミハードタイプ」は説明が難しいですね。う~ん・・・。
一言で言えば「ダメージはそこそこに、でも叩きたい」ってことにして
おきましょ。

「ソフトタイプ」
はぶつけたときに
「元を素材を極力傷めずに目的を
果たす」・・・?ちょっとこれも分かり
づらいですかね。
やっぱり具体例の方が説明しやすいですね。

今度はそれぞれの具体例を書きましょか!

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2007/02/16

サンドブラストしましょ!-004

「研磨材の話-その2」


 研磨材ってどの位の種類があると思います?

研磨材は大きく分けると「セラミック」「ガラス」「金属」「樹脂」「植物
に分けられます。
「植物?」・・・。そう植物も研磨材になるんです。
クルミ、、トウモロコシなどがそれです。
えっ?ってなもんですね。勿論「実」ではありません。
「クルミの殻」「桃の種」「杏の種」「トウモロコシの芯」が研磨材と
して使われているんです。
何れも乾燥させ、乾いたものを砕いてあります。
そして、それを篩にかけ粒を揃えます。

粒の大きさを表現する言葉を一般的には「番手」って言ってい
ます。サンドペーパーも#400なんて表しますが、このことと同じ
です。この番手って表現を知っている人の会話は・・・
「番手幾つ?」とか「何番でやったの?」なんて言い方になります。

おっと、植物から番手の話にずれちゃいました。元に戻しましょう。
植物の研磨材はどんな場合に使われるんでしょう?
クルミの殻でも桃の種であっても、いくら乾燥させたとしても金属
のように固くはなりません。っていうことは、削れない?
いや、このクルミで削れるんですね。これが!
そのかわり、叩きつける勢いがある程度必要になります。
サンドブラストの勢いを使うんです。
そうすると削れたりするんです。
細かく言うと、叩き擦るって感じですね。
例えば、金属の肌に出来るだけダメージを与えずに、表面にある
汚れ、または塗装・・・。
勢いよくクルミの殻がぶつかっていくと・・・。「えっ?!」って思って
しまうほど、表面の汚れが落ちたり、場合によっては塗装まで剥が
しちゃいます。で、その下にある金属はどうかと言うと!
これがまた不思議!「えっ?!」って思うほど「無傷」なんです。
う~ん。ちょっとイメージしにくい話でしたね。

やっぱり、研磨材の種類をもう少し話してからにしましょうか。

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2007/02/14

サンドブラストしましょ!-003

「研磨材の話-その1」


 今日は月に一度の歯医者の日。
年齢からして歯茎のケアは大事です。ってことで18時過ぎに会社を
出て歯医者へ・・・。「歯茎の状態大分良いですね~。」と言われ
「ホッ!」ってな感じです。あまりマジメにケアしてる訳じゃない
んですけどね。

 先日の3連休の最終日に「研磨材」のことを書こうと思っていた
んですけどアルコールの誘惑に負け書けませんでした。今もアルコ
ールでイイ感じです・・・。
でも、今日こそ少しでも書いておかないと早くて土曜日、場合によ
っては日曜日、そうこうしている内に書くのが嫌になるかも知れな
いので一寸だけ書きます。

 ・・・サンドブラストは「砂をぶっつけて削る」
一言で言えばその通りで間違いはありません。が、ぶつける砂の種
類で表面は変わります。

で、「砂」ですから海や川にある砂も使われています。
「珪砂(けいさ、けいしゃ)」がそれです。勿論、研磨材として使
う場合にはそのまま使われることはほとんどありません。
研磨材として使うためにはそれなりの加工をする必要があります。
それは
粒の大きさを揃えるということです。
自然の砂のままでは、やたら大きい粒や、極端に小さな粒が入り交
じっているので、砂をぶつけられた相手の肌は凸凹がバラバラにな
ってまい、あまり美しい肌にはなりません。ニキビ満開の若者の肌
を想像して下さい。何となく分かりますでしょ?
それを、お肌スベスベってぇな訳ではないけれど、きめ細かってい
っていうか均一にするために砂の粒を揃える。つまり、そのために
砂を粉砕し篩(ふるい)に掛けて粒を一定に揃えるんです。

粒がある程度揃った砂でブラストすることで、相手の肌はザラつい
た肌ではあるけれど大体均一、そして綺麗に、美しくなるんです。

 う~ん。酔いがまわってきました。
今日はこの辺にしておきます。

次は研磨材の種類のことを書きますね。

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2007/02/11

サンドブラストしましょ!-002

 サンドブラストは砂を入れて作業するBOXがあって圧縮空気
送られるホースと吹き出しのノズルがあるというのが基本形。
たったこれだけです。でも、送る圧縮空気の調整砂の種類や粒
の大きさを変えることでブラストされた表面の仕上がりは様々

 サンドブラストに出来ることは大きく分けて2つ。
ひとつは「削る」もう一つは「叩く」です。

削る・・・

 削れるものには色々あるのですが基本的に相手を選ばないと言っ
ても過言ではないですね。勿論、削りにくいものはあります。
ガラスなんかは、ガンガン削れますね。それから木材や石材も結構
削れます。金属も削れますがガンガンとは行かないですね。勿論、
材質によってその削れ具合は変わります。

金属の場合は削るというより「粗す」ということが多いですね。
塗装や接着する面をブラストすると肌がザラザラします。
これが「粗す」ということです。

叩く・・・

 サンドブラストで叩くというのは、一般的には知られていないこと
です。砂を叩きつけて表面の汚れを落とすのもありますし、金属や
プラス
チックなどにあるバリを叩き落とす等々。色々ありますが、
もう一つ
は叩きつけることで金属の表面を変化させるというもの
です。
これを「ショットピーニング」って言います。

ショットピーニングは第二次世界大戦前にアメリカで実用化された
処理だそうです。
金属に砂を叩きつけることで、金属を疲れにくくし硬さを増加を増加
させるという凄いものです。
金属部品を鍛錬し長持ちさせるってことですね。これは。
ギアやバネ、工具。極めつけは航空機部品ですかね。

 「サンドブラストは砂をぶつけ・・・」とここまで書いてくるとそろそろ、
砂について書かないと読んでいただいている方に
話が伝わりにくく
なってきたようですね。
知らない方は、砂と言えば、海や川にある砂を想像してんでしょうね。

次は砂のことを書くことにします。

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2007/02/10

サンドブラストしましょ!-001

 今日からブログ始めます!って、いつまで続くやら分からないけどね。
不定期かつ内容もばらばらになるんだろうなぁ。きっと。

 サンドブラストって知ってますか?

知っている人は知っているって感じで知らない人は結構多いです。
一言で言えば「砂をぶっつけて削る」ことが出来る機械・・・・。
サンドブラストの起源は「砂漠の砂嵐」というのが説らしい。
ポピュラーなのは鉄の箱に手を突っ込みホースの先にあるノズル
砂が出るものなんだけれど、シンプルなくせに、やることは凄い!
出来るヤツです。

最も利用頻度が高いのは金属の塗装をする前の表面処理
金属の表面ってのはツルっとしてるんですね。そこにブラストで
砂を吹き付けると金属の表面がザラザラになるんです。
このザラザラな表面に塗装をすると塗料がしっかりと食いついて
剥離しにくくなるんです。
ザラザラした面の断面は |^^^^^^^^^^| こんな感じ。
塗料が食いつき剥離しにくいってことは、接着剤にも良いってこと。
書くのが疲れてきたようです。初日はこの辺にしておきます(^_^;)

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